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現地時間7月29日に行われた、パリ五輪のスケートボード・男子ストリート決勝。2021年の東京五輪から採用されたこの新競技で、堀米雄斗は金メダルを獲得。見事に“連覇”を果たしたのだった。
スケートボードで躍動する日本勢
「堀米選手は、45秒間自由にコースを滑走する『ラン』で高得点を叩き出したものの、技をひとつだけ行う『ベストトリック』では1回目の成功の後、3回連続で失敗。追い込まれた状況で迎えた最後のトリックを成功させ、大逆転勝利を飾りました。
そもそも今回、日本代表に選ばれるまでも困難を極めていて、6月の五輪予選の最終戦でようやく代表の座を勝ちとったという状況。堀米選手自身、“1%の可能性を信じた”と語っていたように、前回王者として並々ならぬプレッシャーにも打ち勝っての金メダルです」(スポーツ紙記者、以下同)
現地時間7月28日には、女子ストリートで吉沢恋が金メダルを獲得。スケートボードで日本勢が躍動するなか、堀米の大逆転劇によって惜しくもメダルを逃したのが白井空良。
「堀米選手の最後のトリックの前まで白井選手は3位につけていましたが、結果的には4位に。試合後のインタビューでは、大会直前に体調を崩し、ドクターストップをかけられていたなかでの強行出場だったことを明かしました。まだ22歳ですから次回以降の五輪での活躍にも期待したいですね」
そんな白井が注目を集めたのはパフォーマンスだけではない。観客席で白井にエールを送っていたある人物がSNS上で話題になっていたという。