「ジップつき保存袋も野外めしの心強い味方。食材に味を染み込ませたり、例えば皮をむいた山芋を袋に入れ、袋の上からたたき、コンビーフと袋の中でもみ合わせると、もう立派な一品に。わさびじょうゆなどでいただくとこれまた美味です!」
ほかにも、スキレットで牛脂を熱し牛肉を焼き、肉に火が通ったら火からおろし、ざらめ、しょうゆ、バター、三つ葉などお好みの薬味をのせ、溶き卵につけて食べるすき焼きや、とにかく映えるパエリアなど、楽しみは無限大!
「自分の心がおもむくまま、自由に作って楽しむ、これぞ“野外めし”の極意です」
なるほど!アイデア「“おなかすいた”に即答麺」
テントなど設営途中に子どもたちの「おなかすいた〜」、あるあるですよね。そんなときも笑顔で即、応じることができるお助け食材、それが“水でほぐすだけの麺”。
ゆでることなく、水でささっとすすぐだけ。スープは豆乳と白だし、盛りつけには焼き鳥缶、キムチ、おろししょうが、大葉などお好みで。
教えてくれたのは……ベアーズ島田キャンプさん●フードコーディネーター、バーベキューインストラクターの資格を持つ野外料理研究家。ヒロシ率いるソロキャンプ集団『焚火会』メンバー。YouTube「ベアーズ島田キャンプチャンネル」も人気。50レシピを掲載した『ベアーズ島田キャンプのゼロからはじめる焚き火料理』(辰巳出版)も。
取材・文/住田幸子