「共感しかなかった」

本当に“わかるわ~”って、共感しかなかったですよね。夫は子どもの面倒も見ないで“夕飯まだ?”とか平気で聞いてくる。こっちは仕事から帰ってきて、料理の合間に洗濯物を畳んで、ほかの家事もしているのに……。料理を出したら“味が薄い”とか“量が少ない”なんて文句まで言う。気に入らない料理には手も付けない。何度もぶっ飛ばしてやろうと思いましたよ

 番組では、この問題に“でこりん”が発明した“道具”で解決へと導く。

「元NHKのベテランアナウンサーである徳田章さんが“おトクダ”という発明道具に扮して、どう言えばいいかを解説しました。解決策としては、作るのが遅いと言うのではなく“何時ごろにできそう?”と具体的に聞く。料理について意見する場合は、褒めるポイントとセットで言う。それから、自分はこう思うという言い方で伝えることが大切だと説明していました」(前出・テレビ誌ライター)

 今回のケースでは“ハンバーグは、ちょうどいい焼き加減だね。でも、ちょっと味が薄いと思ったからソースをかけてもいいかな”といった伝え方が例として示された。

夫には、理解するまで何度も見せてやりたいと思ったので、再放送を録画しています。仕事から帰ってきたら、さりげなく流すつもり。少しはこっちの気持ちも考えて発言してほしい」(前出・主婦)

 意外なところに良好な夫婦関係を築くヒントが隠されていたようだ。