レシートを見て買い物の傾向を知る
買い物が終わったら、レシートを確認するのは、節約の基本。
「チェックすると、“これは買わなくてもよかったな”という反省点が出てくると思います。でも、それをすぐに無駄と決めつけて罪悪感にとらわれる必要はありません」
大事なのは、レシートの確認を繰り返し、冷静に自分の買い物のクセを知ることだ。
「野菜より肉類が多い、加工食品や惣菜を買うことが多いなど、自分の食生活はそのまま買う頻度として表れていると思います。それを自分が目指す食生活と照らし合わせ、改善するべきかどうかを考えることが重要なのです。
たとえ、テレビや雑誌で見た調味料をつい買うことが多くても、それは単純に“買い物の無駄”とはいえません。自分の食生活が豊かになっていると感じればOKなのです」
手作りすれば、10分の1の値段に!
節約と健康の両方を兼ねて、作れるものは“なるべく手作り”している紫苑さん。前述のとおり、にんにくオイルや玉ねぎ麹などの調味料のほか、ヨーグルトやパンもお手製。
「特にパンは節約効果が高いと感じています。今は、物価の高騰もあり、ベーカリーでパンを買おうものなら、あっという間に2千円超え。こだわりの食パンなら1斤で千円というのも珍しくありません。
でも、自分で作れば、全粒粉やライ麦粉を使っても、その10分の1程度のコストで作れます。シロカの1万円ほどのホームベーカリーを使っていますが、すでに元は取れたと思っています」
もともとパン好きだったこともあり、3~4日に1度はパンを焼いている。
「パン焼き器を使えば、材料を入れるだけなので本当に楽チン。安価で手軽に焼きたてが食べられるのですから、作らない手はありません!」