(1)賞味期限が長い
「優待の食料品はいつ届くかわかりません。企業によっては発送日をお知らせしてくれるところもありますが、突然届くことが多い。旅行に出ているときなどに届いてしまうと、生ものは腐らせてしまう可能性があります。ですから、缶ビールやお菓子など長持ちする品物を選びました」
(2)重くて運ぶのが大変な食料品
「ペットボトルや油など重量のある食料品は買い物に苦労しますよね。車を出したり、持ち運んだりする手間がかかるもの。優待の場合、そういった大変な思いをしなくてすみ、自宅に該当の品物が届きます」
(3)たくさんあっても消費する
「優待の食料品がすべて暮らしに役立つわけではありません。中には利用価値の低いものも並び、もらってもムダになりかねないのです。そういった品物は避け、調味料など使い勝手がよくて必ず消費するものを選びました」
つまり、お得と便利・重宝を兼ね備えているわけだ。
利回り3%以上の高配当株で一石二鳥
優待の内容だけで選ぶのではなく、業績が好調な株を購入することで、品物以外の株主還元も期待できる。
「利益を上げている会社なら配当も望めます。例えばキリンホールディングスは1株当たり71円、100株保有の場合で年7100円の配当金が入ってくる。配当利回り3.42%と魅力です。優待と配当、共に充実した銘柄がベストですね」
企業の株主になって優待の恩恵を受けるには、証券会社に口座を開き、目当ての優待株を購入する必要がある。
「新NISAの活用をおすすめします。株の配当や売却益にかかる税金がゼロになるからです。必要不可欠な事前の業績チェックは、証券会社のサービスを利用すれば手軽にできます。そして、あくまでも余裕資金を使って投資に臨むようにしましょう」
食料品の優待をゲットし、暮らしにゆとりとラクを取り入れよう!