「ふるさと納税で潤う県は?」
県が潤えば住民にも還元が!?
受入総額が約1兆1175億円となって、年々右肩上がりに成長しているふるさと納税。寄附先は市区町村だが、それを都道府県別でまとめたランキングを見ると、北海道が断トツの1位。寄附受入総額の約15%を占めている。
「全体的に、農業生産額が高いところが地元の農産物や畜産物を返礼品として上手にPRし、上位にランクインしているといえます」(久保さん)
一方、下位には奈良県(47位)、徳島県(46位)、富山県(45位)が並ぶ。
「“ガツガツしない奈良人”の性格が表れた結果かも。貴族が中心となり、日本で最も古い都を開いた場所ですから、あくせく働いてお金を稼ぐことが美徳ではないという県民気質を感じます」(岩中さん)
「電気代が安い県はどこ?」
固定費が安いほうが住みやすい!
食料品や日用品の値上げが続く昨今、毎月の固定費はできるだけ抑えたいところ。今年の猛暑ではエアコンがフル稼働で、電気代が過去最高を更新した家庭も多いのでは。
昨年の年間の電気代をエリアごとに比べると、やはり冬の寒さが厳しい北陸がトップで約15万7000円、次いで東北が約14万9000円。
電気代が安いのはエリアでは九州が約10万4000円で1位に。電気代が最もかかる北陸と比較すると年間で5万円以上差がある。
トップ5に九州勢が名を連ねるなか、2位には兵庫県の神戸市がランクイン。近畿は九州に次いで電気代が安いが、その中でも神戸市は唯一年間10万円を切る。全国平均の約13万と比べても、約5万円の差が。住民がうらやましい!