検察からの指摘
検察からは、こんな指摘がされる場面も。
「離婚して、羽賀が収監されてからも頻繁に面会し、“結婚記念日だね”と書いた手紙のやり取りをしていることが指摘されました。この質問に、麻由は深いため息をついて“あえて書いていた、彼が出所してから夫婦の関係性には戻らないことをキチンと説明するつもりでいた”などと語りました」
2019年、2人は逮捕されるが、このとき麻由容疑者は新たな恋をスタートさせていた。
「離婚後に出会った男性と、結婚を前提とした交際をしていたのです。逮捕されて、20日間の拘留後に自宅に戻ったところ、花束を持った男性が尋ねてきてプロポーズをされたことが明かされたのです。そのうえで麻由は、偽装離婚疑惑について“結婚前提の交際男性がいるんだから、羽賀の偽装離婚に付き合う必要はない”とか“羽賀を利用しただけ。子どものために不動産の収入でハワイに移住するつもりだった”などと語ったのです。こうした元妻の裏切り発言に、羽賀はそうとうショックを受けたようで、涙を流す場面もありましたが、最後まで“今も変わらず愛している、それが本音です”と何度も語っていました。あれが演技なら、なかなかの役者です」
しかし、裁判で羽賀容疑者に懲役1年2か月の実刑判決が、麻由容疑者には懲役1年2か月、執行猶予3年の判決がくだされた。
「つまり、財産の差し押さえから逃れるため“偽装離婚をした”のだと、裁判所が認定したのです。今回の逮捕では、2人がどのような形で交流をしていたのかが気になるところ。羽賀は“愛”のため、麻由の所有する不動産を買ったのか……」
警察の捜査によって、事件が解明されるとともに、元夫婦の関係性も明らかになる。