ディスコでの出会い
─おふたりは19歳のころ、ディスコで出会ったそうですね。
SAM 会話を交わしたというより、ニアミスですけど。
KOO 第一印象が「いきってんな、こいつ」だったけど、当時はダンサーで有名になるには、いきってないとなれなかった(笑)。それだけSAMは目立ってたんですよ。
SAM KOOちゃんと僕は年が一緒で、若いころ遊んでた場所が歌舞伎町で、学生時代やってた部活がラグビーで共通点ありすぎだろって。子どものころに流行ったヒーローの話で盛り上がったりもするし、話が合いすぎる。別にうれしくないんだけどね(笑)。
KOO でもTRFでデビューして30年、僕はSAMにかなり頼ってる。SAMはなんでもやってくれるんで(笑)。振り付け、照明、舞台設計などステージまわりのことも考えてくれてるから、すごく助かります。僕にとってSAMは相方的な存在。
SAM 見えないところで支え合ってるよね。50歳過ぎたぐらいからお互いの健康を気遣うようになって、「身体に気をつけて、まだまだ頑張ろうぜ」って誕生日にメッセージを送り合ったりするし。
─遊びに行ったりは?
SAM それは過去も未来も絶対にないです!(笑) 今更、2人で焼き肉を食べに行くとか恥ずかしくない?
KOO まあねぇ。照れくさくてできない。でも、程よい距離感が、長く付き合っていくコツなのかなって思う。
SAM 仕事のパートナーとしても、リスペクトし合ってないとバランス的にうまくいかなくなる気がする。KOOちゃんとは、変な阿吽の呼吸みたいなのがあって、空気で察するところがあるよね。
KOO 何も話さなくても、SAMの考えてることがわかるときがあるよ。
SAM ある番組でオーラが見える人に、「前世で2人は漁師で兄弟だった」って言われたんですよ(笑)。それが本当なら、同じ時代に巡り合って一緒に音楽活動をしてるなんて奇跡ですよね。
─漁師だったということは、お魚好きですか?
SAM 魚より肉のほうが好きですね(笑)。
KOO 魚は前世で食べすぎたのかもね(笑)。
SAM 実は牛でも鶏でもなくて豚肉が一番好きです。
KOO ユニット名が“Beef Оr Chicken?”なのに(笑)。