セガの人気ゲームシリーズ『龍が如く』が実写ドラマ化。Amazonプライム・ビデオで10月25日から配信がスタートする。
「アクションアドベンチャーというジャンルのゲームである『龍が如く』シリーズは“大人向けエンタテインメント作品”というコンセプトで、2005年に1作目が発売されました。実在する歓楽街をモデルにした“神室町”を舞台に“伝説の極道”という主人公の桐生一馬らが登場し、男の生きざまといったい人間ドラマも描いた壮大なアクションゲーム。
主要キャラクターの声には声優だけでなく、俳優やタレントが起用されることも多く、その場合はキャラクターの顔が声を担当した芸能人の3Dモデルになることもあります」(ゲーム雑誌編集者)
「冴えないオジサン感ないと伊達さんじゃない」
2024年1月に発売された『龍が如く8』は、シリーズ最速となる、1週間で全世界の売り上げが100万本を突破。第1作目の発売から20年ほどたった今も根強い人気を誇るゲームなのだ。
その実写ドラマでは、主人公の『桐生』役を竹内涼真が、その幼なじみでライバルの『錦山彰』役を賀来賢人が演じる。
10月1日には、追加の新キャストも発表。桐生と錦山と同じ児童養護施設で育ったという『澤村由美』役に河合優実。3人が育った施設の運営者『風間新太郎』役に唐沢寿明。ヤクザの抗争を止めようと神室町を奔走する刑事『伊達』役を、渋谷すばるが演じることなどが明かされたのだが……。
「キャスティングを巡って、ゲームファンからは批判的な声も上がっています。竹内さんが桐生を演じると発表された際にも“ゲームでのイメージと違う”といった意見がありましたが、今回の発表では、主に伊達役の渋谷さんの配役に疑問の声が集まっています。
伊達は、ゲーム内ではベージュ色のロングコートを羽織り、情に厚いといった昔気質のシブい刑事の設定。2007年にも実写映画化されているのですが、そのときには松重豊さんが演じました。そんな刑事と渋谷さんのイメージとは合わない人が多いようです」(ワイドショースタッフ、以下同)
こうした新キャストが発表されると、SNSでは、
《イメージ無さすぎて、龍が如くファンだけど、これは観れないなあ……》
《役者さんに罪はないけど、伊達さんが渋谷すばるってふざけてないか…》
《伊達さん役なの? ありえない、彼なら他に配役あったでしょ》
《冴えないオジサン感ないと伊達さんじゃない…》
などといった声が見られた。
「この実写化は、『龍が如く』シリーズをベースにしつつ、あくまでもオリジナル脚本で製作されています。ゲームには存在していないオリジナルのキャラクターも登場するのです。ゲームの開発と制作を手掛けているセガ社内に設けられている『龍が如くスタジオ』担当者も、桐生役の竹内さんと錦山役の賀来さんについて“原作の桐生と錦山ではまったくないです、だからいいんです”というコメントをしています。ゲームとは“別物”として、楽しむのがいいのかもしれません」
ゲームの如く、というわけではなさそうだ。