視聴率への期待は
「本番まで1か月以上ある今回の出場者発表では、出さないほうがよかったと思います。明菜さん自身も緊張感を保つのが大変でしょうし、NHKは大みそかまで話題を引っ張り続ける必要があるので、12月の特別枠発表で名前を出したいのでは」(宝泉さん、以下同)
ただ、明菜自身は『紅白』へのモチベーションは高くないのでは、という見方も。
「10年前にスペシャルゲストとして出たときに、ニューヨークのレコーディングスタジオと中継で『Rojo ―Tierra―』を歌いましたが、評判はよくありませんでした。『なんで中継だったんだろう』『前に撮って流したんじゃないの』と言われてしまったんです。中継の形でしか出られないなら、本人は消極的になると考えられます。『紅白』に出ないとしたら、明菜さん側の事情かなと思います」
今年出なかったとして、来年以降に出る可能性は?
「あると思います。ただ、体調が劇的によくならないと難しいでしょう。今年はファンクラブ限定でライブを行いましたが、狭い場所で温かいファンがいる場所でやるのと、いろいろなアーティストのファンがいる中で歌うのはまったく違う。『紅白』のハードルの高さを跳び越えるには、中継などの選択も模索したうえで、やるならむしろ今年だと思います」
明菜が出れば、視聴率や話題性アップになるか。
「視聴率や話題性は期待できると思いますよ。たとえ中継であっても、歌手別視聴率は上がるでしょう。ファンも熱い人が多いですが、今の彼女がどうなっているんだろうと興味のある人も多いので、幅広く見てもらえるのでは」
最強のアイドルで歌謡界の女王と呼ばれた歌姫の姿を『紅白』でぜひ見たい。