“造反”から火消しコメント
「県と市の良好な関係に努めます」
というコメントを出した谷口市長だが、会見での言動に対する批判が市役所に届いている、と市長の秘書はこう話す。
「ここ何日かで落ち着いてきましたが、お叱りの声をたくさんいただきました。ただ、普段の市長はまったく逆の感じで、職員や外部の方にああいった態度を取るような人ではなく、職員思いの市長なんです。本人は“相手を威圧しようといった意図はまったくなかった”と話していました」
ほかに斎藤知事への“造反”を示した中には、手のひら返しを報じられた市長たちも。
「伊丹市の藤原保幸市長、宝塚市の山崎春恵市長が、斎藤知事の選挙事務所に当選のお祝いに訪れていたそうです。斎藤知事は“いろいろと事情があって名を連ねたのかもしれないが、市との連携は大事なのでしっかりやっていきたい”と話していました」(前出・記者)
伊丹市の藤原市長は、テレビ番組の直撃に、
「恨みつらみがあるわけではない。今後、連携して仕事をしていきたい」
と火消しのコメント。また、全会一致で不信任案を可決した県議会については、20日に挨拶回りをした斎藤知事。選挙が終わったので、知事側と県議会側がコミュニケーションを取り、いい政策を前に進めていこう、という話をしたという。
だが、県議会の責任を追及する声も上がっていて、簡単に“ノーサイド”にはならない雰囲気。兵庫県の県政をめぐるドタバタ劇は、まだまだ収まりそうにない─。