ひざ痛を予防するための運動3ステップ

 お風呂上がりなど、身体が温まっている時に行おう

STEP1:ひざ伸ばし 30秒×2回

 ひざを伸ばすことで硬くなった組織をほぐし、血流を良くして関節の痛みを改善。ひざが伸びきることで筋肉の衰えをストップ。

イスに垂直に座り両手をひざ上へ

 イスに浅く座り、足を肩幅に開く。片方の足を前方に伸ばしてひざを伸ばしたら、左右の手のひらを重ねて太ももの上にのせる。つま先を天井に向けて30秒キープ。反対側の足も同様に行う。

ひざ伸ばし(右)とかかと上げ(左) モデル/下山直美
ひざ伸ばし(右)とかかと上げ(左) モデル/下山直美
【画像】「ひざ老化度」をチェックするには“シワ”に注目

STEP2:かかと上げ 10秒キープ×左右各5回

 太ももの筋肉、大腿四頭筋を鍛える。特に太ももの内側の内側広筋を使うのでこのトレーニングを行うと、ひざのお皿が安定する。

片足を上げて足首を90度に

 イスに座り、片方の足を床と水平になるまで上げ、足首を前方に伸ばす。足首を曲げて90度の角度にして10秒キープ。上体が後ろに倒れないように注意。反対側の足も同様に行う。

STEP3:ひざのお皿浮かし 各10秒間

 ひざのお皿を浮かせて動かすことで、ひざのお皿と大腿骨の関節の炎症を取り除く。ひざ周辺の筋肉もやわらかくなるので、ひざ全体の痛みを軽減する効果がある。

ひざのお皿浮かし モデル/下山直美
ひざのお皿浮かし モデル/下山直美

お皿を指で浮かせて動かす

 床に座り両足を前に伸ばす。片方の足のひざのお皿を両手の親指と人さし指で左右から挟むように押さえる。ひざのお皿を軽く浮かせ、左右、上下、斜めにそれぞれ10秒間揺らす。反対側の足も同様に。

お皿を指で浮かして動かす モデル/下山直美
お皿を指で浮かして動かす モデル/下山直美
高林孝光さん●アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。治療家(鍼灸師・柔道整復師)として10万人以上を施術。『ひざ痛がウソのように消 える!1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ』(CCCメディアハウス)などの著書も多数。
高林孝光さん●アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。治療家(鍼灸師・柔道整復師)として10万人以上を施術。『ひざ痛がウソのように消 える!1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ』(CCCメディアハウス)などの著書も多数。

教えてくれたのは……高林孝光さん●アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。治療家(鍼灸師・柔道整復師)として10万人以上を施術。『ひざ痛がウソのように消 える!1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ』(CCCメディアハウス)などの著書も多数。

高林先生の著作『ひざ痛がウソのように消える!1日40秒×2ひざのお皿エクササイズ』(CCCメディアハウス)※画像をクリックするとAmazonの商品ページにジャンプします。

取材・文/ますみかん 写真・イラスト/『ひざ痛がウソのように消える!1日40秒×2 ひざのお皿エクササイズ』より