大逆転劇も虚しく
「折田氏のnoteは、内容が一部変更されたり削除されたりして、現在では問題発覚当時の内容は見られなくなっています。もともとはSNS戦略の提案や運用についての図解なども掲載されており、『企業として有償で広報をおこなった』とも受けとれるような内容が記載されていました。選挙において、報酬を支払って企画立案を業者に依頼することは“買収”に該当するおそれが高く、斎藤知事の立場が危うくなっています」(全国紙社会部記者)
パワハラ疑惑による不信任決議など、一見すると劣勢と思われる立場から見事に再選を果たした斎藤知事。この大逆転劇を演出したとすれば、確かに“PR会社の実績”としては申し分ないものだろう。
「今回の選挙では、兵庫県内の市長22名が対立候補である稲村和美氏の支持を表明するなど、斎藤知事にはかなりの逆風が吹いていました。ところが、SNSを中心に人気を博した知事は、111万票あまりを獲得して再選。初当選時の2021年から25万票以上を上乗せしており、2位の稲村氏には13万票以上の差をつけています」(同・社会部記者)
折田氏は11月20日、自身のXにもnoteのリンクをつけて投稿。《ここ1ヶ月半すごい経験をさせていただいたのでnoteの記事にまとめて残すことにしました》とコメントしており、noteの内容を多くの人に見てもらうつもりだったようだ。
斎藤知事側の主張では、折田氏にはポスターデザインやスライド作成などの依頼しかしていないという。果たしてnoteの内容は“盛った”ものだったのか……。