沼落ちしたあの主人公
6位は北条司原作のアニメ『シティーハンター』。
「主人公が好き」(和歌山県・40歳・女性)と、この作品は何といっても主人公・冴羽リョウの魅力が決め手。ほかにも「ネトフリの実写を見て、もう一度アニメが見たくなった」(東京都・49歳・女性)などの声を集め23票獲得。
昨年は劇場版最終章として映画が公開、今年はネットフリックスで鈴木亮平主演の実写版が配信されるなど、時代を経てもその魅力は色あせない。さらに、過去にはフランスでの実写映画化や、ジャッキー・チェン主演の映画化など世界も認める面白さ。まだまだ進化する令和アニメ版冴羽リョウを見る日は近い!?
同じく6位に、藤子・F・不二雄さん原作の『キテレツ大百科』がランクイン。からくりロボットのコロ助、キテレツやその友人たち、奇想天外な発明品などのワクワクな日常を楽しく描いたファンタジーアニメ。
「面白かった。コロ助がかわいい」(埼玉県・41歳・男性)、「ほのぼのとした日常の中に笑いや感動があって楽しめた」(山梨県・49歳・女性)などの声が。さらに『キテレツ~』といえば、『すいみん不足』や『お料理行進曲』、『はじめてのチュウ』など、思わず口ずさんでしまう主題歌やエンディング曲も忘れられない魅力のひとつ。
4位は当時の女子小中学生たちをこぞって虜にした不朽のラブコメ『ときめきトゥナイト』。原作は少女漫画雑誌『りぼん』で絶大な人気を誇ったコミックで1982年から約1年間、テレビ放送された。
「コミックも全巻そろえるほど好きだったから、現代で改めて見てみたい」(北海道・42歳・女性)、「今でも通用するラブコメだと思うから」(熊本県・50歳・女性)と、26票を獲得。ほとんどが女性からの支持だった。ちなみに原作は、2022年に漫画の連載開始から40周年を迎え、現在も『クッキー』(集英社)で続編を連載中。読者とともに年齢を重ね、なんと主人公・蘭世がアラフォーに!?
同票で4位は『北斗の拳』。原作は累計発行部数1億部を超えるアクション漫画の金字塔で、1984年にアニメ化されると最高視聴率23・4%をたたき出し一躍、社会現象に。当時、「お前はもう死んでいる」や「ひでぶ」といった名ゼリフが子どもたちの間で大流行した。
「悪役たちをケンシロウが一撃で倒す爽快感がたまらなかった」(島根県・51歳・男性)、「今流行りの俳優さんを声優にして渋くリメイクしてもらいたい」(熊本県・53歳・男性)と男性を中心にリメイクを望む声が。
昨年、原作40周年を記念し、最新の映像技術で完全新作のアニメ化の制作が発表された。40年の時を経てどう変わるのか完成が待ち遠しい。