転売は「金目当てじゃない」

 そうした努力をしたうえで、

「1つでも多くの公演に足を運び、少しでもステージに近い前の席や、好きなメンバーの立ち位置に近い席を確保するため、転売をしたり、それを購入するファンが後を絶ちません」

2024年5月22日、ドバイ発のエミレーツ便で羽田空港第3ターミナルに到着したラウール
2024年5月22日、ドバイ発のエミレーツ便で羽田空港第3ターミナルに到着したラウール
【写真】これは目立ちすぎる!ラウールに向井康二、佐久間大介らオーラ隠せないSnow Man

 こうしたファンは、もはや開き直っているのか、

《公演数と、良い席入る為にしてるだけであって、実際儲けなんてほとんどない》

《オタクの転売って金目当てじゃなくて多ステ、良席のためで黒字どころか大赤字覚悟でやってんのにね》

《高額転売ってより多名義会費の元取ろうとしてるだけなんだけどな》

 といった反論をしている。

転売対策を徹底的に行うのであれば、家族や友人の名義でファンクラブに加入している“多名義”を取り締まる必要があります。しかし、それを行わないのは、STARTO社の収入の大部分を占めているとも言われる会費の収入を失わないためという見方もあるようです。どちらにせよ、システムを変えずに、仲介サイトの出品者の開示請求をするだけでは解決しないのではないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)

 いったい、どちらが“お粗末”なのか……。