生き残る2世タレントの特徴
1位は谷原七音(20)。母は元タレントの三宅えみで実父はいしだ壱成だが、両親が離婚。三宅と谷原章介がその後結婚して、育ての父親は谷原になる。今年行われた第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストになり、フォトジェニック賞に輝いた。
「芸能活動へのやる気が本人にありそうです。親のことも自ら話すなど、2世であることを武器にしようとしているところが新鮮。トレンディードラマでトップ俳優になった石田純一さんの孫でもありますし、章介さんの安定感をどう学んでそれを生かせるのか。すごく可能性を感じますね」
芸能界で生き残る2世タレントには、こんな特徴もあるという。
「親が離婚や死別したなど物語性が前提になります。また、演技力や歌唱力など物語性を裏切らない何かを自分の個性として見せられる人は親を超えられる。例えば、中井貴一さんは父で俳優の佐田啓二さんを2歳半で亡くしたという物語性があって、コミカルな演技力もあり、ナレーションなど父とはまた違う活躍をしています」
親の七光と言われないために必要なことは、
「2世は注目されて当たり前なので、結果を出すことです。自分で七光だと肯定的に言うのも手で、おごっている印象にはならないかと。ただ、2世は不祥事を起こすと知名度がある分、ダメージはかなり大きいです」
親の名前だけで生き残れるほど甘くはない。