目次
Page 1
ー 「哀れな姿を見せたくない」
Page 2
ー 温野菜を意識して食べる
Page 3
ー いくつになってもキレイでいたい

 乾燥しがちな年代になってもツヤ肌をキープしている演歌歌手の天童よしみさん。「実は母や祖母がとても美容に熱心だったんです。目の下にクマがあると、すぐ母に指摘されますね(笑)」一緒に暮らす2人の共通の話題は美容ネタなのだという。

「哀れな姿を見せたくない」

これまで大きな肌トラブルがなくこれたのは、母が教えてくれた美容法のおかげ

 そう話すのは、『道頓堀人情』や『珍島物語』など数々のヒット曲を持つ演歌歌手の天童よしみさん(70)。間近でお顔を拝見しても、70歳とは信じられないほどキメが細かく、ハリがあってシミやシワも見当たらない。その秘訣を伺うと、

化粧水や乳液はケチらないでたっぷりつけていますね。手にたくさん出して顔につけたあと、もう一度手に取って、両手で顔を包み込むように重ねづけしてしっかりと保湿しています。それと、化粧水を先に使うのが本来の手順だと思いますが、乳液を先に使うのが私流です」(天童さん、以下同)

 これも、母、筆子さんのアドバイスどおりだ。

母も乳液から使ってスキンケアしているのですが“肌は敏感だから、乳液からつけたほうが肌もビックリしないんちゃうの”って。最初に乳液で肌をほぐしてからほかのケアをすると、より潤いやすい気がします。髪もシャンプー前に軽くトリートメントをしてから洗っているんですよ。乾燥してライトのきついスタジオにいると肌も髪もバリバリになるんですが、長年このやり方を続けていて効果を実感しています

今年の筆子さんの誕生日に撮影。「母が入院中は私が母のそばにいたいので、できるだけ付き添うようにしていました。まさかこんなに元気になるとは!」
今年の筆子さんの誕生日に撮影。「母が入院中は私が母のそばにいたいので、できるだけ付き添うようにしていました。まさかこんなに元気になるとは!」

 ファンの方や仲良しの美容家であるIKKOさんなどからもオススメの化粧品を頂くが、いちばんの美の師匠はお母さまなんだそう。

「母は今91歳ですが、美容へのアンテナが高くて。私たちの共通の話題といえば、美容のことがいちばん多いくらい。母が使ってよかったというものは私も一緒に使っています。そもそも母や亡くなった祖母は昔から身だしなみへの意識が高くて。

 いつ誰と会うかわからない、そのときに哀れな姿を見せたくない、というのが母のプライドで、外出しなくてもきちんとお化粧して身繕いをします。そんな母を見てきたので、私もオフでも化粧は欠かしません」