初対面や目上の人との会話で注意すべきこと
初対面の人とどう接していいかわからないのは、みんな同じです。
漫才でも、お笑いに慣れている演芸場の常連客の前と、イベントなどでお笑いに馴染みのない客の前で演じるのでは、緊張感が違います。会話においてもまず自分のキャラをわかりやすく伝えていきます。
明るいキャラなら元気に「挨拶」してキャラが早く伝わるようにしたり、暗いキャラなら「いつもテンション低い感じなのですが、元々こういうキャラなんで気にしないでくださいね」などと声をかけます。
そうすれば、相手は安心して会話ができるようになります。そこから、相手と雑談など交えて会話を進めていくとよいでしょう。ビジネスの場面でも、距離感をあえて近くして空気感を変えるのもひとつの手です。
また、職場などで上司や目上の人に対して、何か意見するシーンも少なからずあると思います。その場合のポイントとしては、要点の前にまず相手を褒めることです。
「いつも企画の発想力を学ばせてもらっています。しかしながら、あのプレゼンした企画にはこういう課題があると思っていまして〜」などと、相手の気持ちを良くしてからにすれば、意に反する意見も聞く耳をもってもらいやすくなります。
「キャラ」を知れば、会話は自然に進む
またビジネスの場など、3人以上で会話をするときは、それぞれの役割が決まっていると議題はスムーズに進行します。会話において必要な役割で考えると、大きく5つのキャラに分けられます。これは、自分がお笑い芸人時代の経験に基づいて気づいたことです。
その5つを紹介すると、まず行動力があって仕切りたがりの人は「ツッコミ」キャラ。自己主張が強く、意見をはっきり言う人は「ボケ」キャラ。
愛嬌があって親近感を感じる人は「いじられ」キャラ。性格が穏やかで話し方がマイペース、そして聞き上手な「癒し」キャラ。自由奔放な性格で、素っ頓狂な発言が多いのは「天然」キャラといった具合です。