キーワードは“楽しく”
世界で活躍するアスリートを育てた大谷家。どんな環境の家庭だったのか。
「大谷家ではリビングでの団らんの時間を大切にしたようです。大谷選手はリビングで勉強も食事もして、自宅にいる時間のほとんどを家族と一緒のリビングで過ごしたそう。本人も“実家のリビングは居心地がよかった”と話していました。子どもたちがくつろげる家にするため、両親は“子どもの前では夫婦ゲンカをしない”と決めていたみたいです」
一家団らんの一つとして食事の時間も大切にしていた。母・加代子さんの考えのもと、明るい食卓を囲んでいたという。
「食事に関して“楽しく”をモットーにしており、“たくさん食べなさい”や“好き嫌いしないで”と、うるさく注意することはなかったそう。休みの日にはホットプレートを使って料理を作り、みんなで囲んで食べるのが定番だったみたいです」
食事以外でも“楽しく”がキーワードだったという。
「子どもの自主性を重んじていたようです。父の徹さんは、大谷選手が中学生のときまで野球を教えていましたが、練習を強制したことはなかったといいます。
大谷選手の子どもの将来を期待する声がありますが、両親がそうであったように、子どもがやりたいと思ったのなら、どんなことであっても楽しんでできるように、真美子さんと一緒に応援すると思います」
3度のMVPをはじめ、これまで野球で数々の賞に輝いてきた大谷。間もなく“すてきなお父さん”の称号も手にするかもしれない。
「日本人メジャーリーガーでは、ダルビッシュ有選手が'23年に『ベスト・ファーザー賞in関西』を受賞。'16年に上原浩治さんも『ベスト・ファーザー イエローリボン賞』に選ばれました。両親から引き継いだ“大谷流”の子育てで明るい家庭を築けば、将来的に大谷選手が“ベストファーザー”に選出されてもおかしくないですね」(前出・スポーツ紙記者)
パパとなってどんな活躍をみせてくれるのか。'25年も“大谷ファミリー”から目が離せない。