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ー 警察や検察に「怒りや不満はない」
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ー 願いが叶うなら「娘たちに会いたい」

 

「今は頑張って、前に踏み出すしかないですよ。人生をリセットしたいと言って、自分の命を絶つ勇気もありませんし。起こってしまったことは、消しゴムで消せることではありませんからね……」

 このように語るのは羽賀研二。'24年9月に、所有する不動産物件の登記に虚偽があるとされ、強制執行妨害の疑いで逮捕されるも、翌10月に不起訴処分。その後の心境を打ち明けた。

警察や検察に「怒りや不満はない」

「SNSでは、僕に応援のメッセージを送ってくれる人もいますし、“一生、刑務所に入っていろ”とか“運がいいだけ”と非難する人などさまざま。その、すべてを受け止めています」(羽賀、以下同)

 '07年に未公開株の売買を巡る詐欺事件で懲役6年の実刑判決を受けた羽賀。出所後の'17年には不動産の虚偽登記をしたなどとして、強制執行妨害目的財産損壊などの罪で懲役1年2か月の判決が言い渡されて再び服役し、'21年に出所していた。

 3度目の逮捕となった今回は罪に問われなかったものの、世間の冷たい声に胸を痛めているという。

「警察や検察は仕事をしただけですから、怒りや不満はありません。なにより疑われてしまうような脇の甘さが自分自身にあったのだと思います。しかし罪を償って、'21年に出所してから3年数か月の間、まじめに社会で頑張ってきたつもりですが……。今は襟を正して生きています」

 現在は出身地である沖縄を拠点に、自身が所有する建物の管理会社の経営などで生計を立てているという。本人いわく、収入は普通の人程度。自宅は一般的な家賃の1LDKで、地に足をつけた暮らしをしているとのこと。