自らの行いが愛息の結婚の妨げとなってしまったことに深い自責の念があったのだろう。佳代さんは今も、圭さんと暮らしていた神奈川県のマンションで、近隣住民の目を避けながら、実父とひっそり暮らしているという。

「最近も変わらず佳代さんは見かけていません。でも、部屋に厚いカーテンがかかっているから、まだ住んではいるみたい」(マンション住人)

“良妻賢母ぶり”をアピールしたい?

 粛然とした生活を送る佳代さんに合わせて、自伝本は極秘に制作されたようだ。

「著者が首都圏に住んでいる場合、印税などを決める打ち合わせは、対面で行うはずです。特に、佳代さんは騒動もあった方なので、会わずに本を出すということはないかと。外では人目がありますから、自宅に担当編集者を招いて、打ち合わせをしたのかもしれません」(出版プロデューサー)

 隠遁生活を続けながらも、エッセイ本の出版に踏み切った理由について、前出の小田部名誉教授はこう分析する。

「佳代さんは、ご自身の問題はすでに時効になったという認識なのかもしれません。一定の時間を経ているので、自分の主張も通りやすくなり、賛同者を得られると考えたのではないでしょうか」

2025年2月6日に内外出版社から刊行される佳代さんの著書は発売前から注目を集めている(画像はAmazonより)画像をクリックするとAmazonの購入ページにジャンプします
【写真】小室圭さんの母・佳代さんが著者となる自伝本の書影ほか

 しかし、同書は料理や子育てなどの内容に重きが置かれ、皇室の内情を語る“暴露本”の要素はないようだ。

「エッセイには圭さんが描いた佳代さんのデッサン画や、圭さんがアメリカ留学中に自炊をする写真などが掲載される予定で、結婚騒動や金銭トラブル、皇室に関する話題などは一切盛り込まれないと聞きました。佳代さんはこの本を通じて、結婚騒動や金銭トラブルを釈明したいというより“良妻賢母ぶり”をアピールしたいのではないでしょうか」(皇室担当記者、以下同)

 そのために、佳代さんには払拭したい点があると、この皇室担当記者は続ける。

「夫である敏勝さんとの“本当の関係性”についてです。敏勝さんは圭さんが10歳のころに他界しており、その原因は佳代さんにあるのではと囁かれているのです」