「朝ドラは誰かをモデルとした時代物というイメージがあったので、平成の30年を描くことにまず驚きました。そして“伝説のギャル”役(笑)。ギャルと朝ドラという対極の感じがすごくツボでした。私は洋服でも対極の色合わせが好きなので」
“伝説のギャル”になれた
そう話すのは、朝ドラ『おむすび』で米田歩を演じている仲里依紗。ギャル魂を胸に秘めた栄養士・米田結(橋本環奈)の姉で、とにかく自由奔放! 平成元年生まれの仲は、小学生のころからギャルに強い憧れがあったと振り返る。
「お姉さん方がやっていたという感じ。高校生のときはギャルになりたかったけど、芸能の仕事を始めていたので。だから今回やっとギャルをやれて、すごくうれしかったです」
ビジュアルはもとより、好きなことには妥協しない“ギャル精神”にシンパシーを感じている。歩のハギャ連(博多ギャル連合)時代の姿は、SNSでも絶賛の嵐。結の彼氏(現在は夫)の翔也(佐野勇斗)がケガでプロ野球選手への夢を断たれた際、仲間を引き連れて踊ったパラパラもすさまじいインパクトだった。
「“歩、参上!”みたいな。でも、励ましたのかビビり上がらせたのかわからないような迫力でしたよね。自分でもやりながら“これ、大丈夫かな?”って思ったくらい(笑)。ギャルは一生、私の味方。イヤなことはすべて“だって私、ギャルだもん”で片づけます(笑)」
歩と同じく長女だという仲。似ていると感じる部分は?
「私は三姉妹なんですけど、妹を思う気持ちにはすごく共感します。あと、米田家は結ちゃんがしっかり者で長女っぽいけど、そこも同じ。妹よりも私が破天荒。歩と似てますね(笑)。歩は自由奔放に見せかけて、芯のある女性。ギャルってマイナスのイメージを持たれがちだけど、すごく愛情深いことを知ってもらえたら。
今後の『おむすび』では友情や過去など、歩の根幹に関わる部分も描かれます。そして3・11の震災によって、自分に何ができるのかを模索していきます。ぜひご覧ください!」