別途報酬や高級車プレゼントも
横領発覚前のSNSなどでは、そんな水原被告を称賛する声は多々あった。
《水原がいない時見た事ないよな 大谷より健康管理気を使ってるだろこの人》
《1日中密着して何から何まで世話してる割に安い》
「ただ、日本人野球選手に限らず、異国で活躍するアスリートの通訳が、水原被告と同様の役回りをこなすのは珍しいことではありませんね」(同・スポーツジャーナリスト、以下同)
水原被告は大谷とともに日本ハムからロサンゼルス・エンゼルスへ。当初の年俸は約1240万円。'22年に3880万円、大谷のドジャース移籍で球団から水原被告に支払われる給与は7700万円だったといわれている。これに加え、大谷からオフシーズンには別途で報酬、また高級車のポルシェ・カイエンも贈られている。
「身の回りの世話をし、またビジネスでも代理人的な役割をこなすパーソナルマネージャーのような立場の収入は、雇い主の総収入の5%が相場ともいわれます。'23年の大谷選手の年俸は約42億円なので、それを考えれば大谷選手が水原被告に支払った額は見方によっては微々たる金額……といえなくもないが、盗み出した額、歯の治療と嘘をついて金を出させた手口などを考えれば、情状など、どの口で主張しているのか」
「金の切れ目が縁の切れ目」とはいうが、大谷の水原被告との縁は、約26億円の賠償がなされて初めて切れる。
大谷が泥棒と縁を切れるのはいつの日か……。