目次
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ー スターバックスが紙ストローを廃止 ー 紙ストローの反応はさまざま
Page 2
ー 新素材で環境と体験の両立?
Page 3
ー 沖縄での先行導入、その反響は? ー ストローだけじゃない環境配慮

《やっぱりプラなのよ》

《スタバ紙ストローやめてくれるのか!ありがとう!!!!》

 そんな歓喜の声がSNS上にあふれていた。

スターバックスが紙ストローを廃止

スターバックスのアイスビバレッジに使用するストロー(スターバックスプレスリリース2025公式サイトより)
スターバックスのアイスビバレッジに使用するストロー(スターバックスプレスリリース2025公式サイトより)

 昨年12月、スターバックスコーヒージャパン株式会社(以下、スターバックス)が、これまで使用していた紙ストローを廃止し、新たにプラスチックストローを導入することを発表したのだ。

 スターバックスでは、環境保護の観点から石油由来のプラスチック製ストローの廃止を進め、2020年1月に紙ストローを導入していた。しかし、それからおよそ5年で紙ストローを廃止し、バイオマスプラスチック製ストローに切り替える決断をしたのである。

 その背景には、利用者から寄せられた“切実な声”があった――。

紙ストローの反応はさまざま

 Xのポストやネットのコメントでは、紙ストローに対して「飲みにくい」「すぐふやける」といった飲み心地や質感、口当たりの違和感について、反応は様々だった。

 スターバックスにもそのような利用者の声は届いていたそうだ。(以下、「」内はスターバックス広報担当のコメント)

「紙ストローに対するご感想として、紙ストローは長時間飲用いただくとふやけやすく、飲み心地の観点からお客様よりご意見をいただいておりました。

 そこで弊社では改良を重ね、2021年6月に紙ストローの層を3層から、4層に厚くするなどして切り替え、強度や耐久性を見直すなどの改善をおこなってきました」