噂される愛子さまの公式訪問先
「外交関係樹立130周年は、ブラジルと日本の友好関係強化にとって非常に大事な年であり、この大きな節目に皇室の方にご訪問いただけることは、ブラジルにいる270万人の日系人にとって、この上ない喜びです」
ブラジルで佳子さまを待ちわびる声が上がる一方、愛子さまの初の公式での海外訪問先には、アフリカ屈指のサバンナ王国が候補として急浮上している。
「ケニアは十分考えられます。昨年2月にケニア大統領を招いた昼食会に愛子さまも参加され、大統領から直接“ケニアに来てください”と声をかけられていました。さらに、過去にお父さまも赴かれたことがある国ですから、近いうちに訪問があるかもしれません」(河西准教授)
『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんも、アフリカ諸国は近いうちに訪れるべき場所のひとつだと話す。
「'13年に、当時皇太子だった天皇陛下が、ネルソン・マンデラ氏の逝去を受けて、南アフリカ共和国を訪問されて以降、皇室の方のアフリカ訪問はありません。そろそろ親善訪問に行かれてもいいころだといえます。ただ、ケニアは近年、治安が悪くなっているので、訪問されるとしたら治安が落ち着いたころでしょう」
ケニア以外にも愛子さまが赴かれる可能性の高い国があると、つげさんは続ける。
「ノルウェーという選択肢もあり得ます。今年は日本とノルウェーの外交関係樹立120周年の節目の年です。さらに、ノルウェーの将来の女王であるイングリッド・アレクサンドラ王女は、愛子さまと2歳差と同世代です。年の近いプリンセス同士で交流をなさって、親交を深められるのではないでしょうか」
愛子さまと佳子さま、仲良しプリンセスの分担ミッションは、日本と各国の関係に友好をもたらすだろう。
河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ―「象徴」への道程』など著書多数
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など