斉藤由貴の“過去の不倫”との違いとは

 特に写真の流出は、斉藤さんにとって大打撃だったと言えるのではないでしょうか。斉藤さんはさらなる流出に備えて警察に相談したそうですし、専門家は「民事レベルでプライバシーの侵害および名誉棄損にあたる可能性がある」と違法性を指摘しています。

 SNSでも「いくら不倫が悪いといっても、週刊誌がここまでする権利があるのか」とそのやり方に抗議の声が上がったのでした。男性も斉藤さんも大恥をかいてしまいましたが、重すぎる罰を受けたことで「もういいじゃないか」と事態が沈静化した可能性は否めないでしょう。

川崎麻世との不倫が発覚し、会見で反省の弁を述べる斉藤由貴
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 しかし、実は2人の関係は切れていたわけではなかったようです。2023年11月16日号『週刊文春』によると、斉藤さんが不倫相手のクリニックの前で泣き叫び、警察が出動する騒ぎを起こしていたことと共に、相手の男性が離婚していたことを報じています。斉藤さんのせいで離婚したとは言い切れませんが、これまでの経緯から考えると「不倫をして、人の家庭を壊した」とみなされても仕方がないでしょう。

 斉藤さんは独身時代から、歌手・尾崎豊さんや川崎麻世さんとの不倫が報じられ、“魔性の女”と呼ばれましたが、私はむしろからっとしているというか、あっさりした人なのではないかと思っていました。というのは、独身時代の斉藤さんの不倫はすぐバレる脇の甘さ、バレたら即別れて次に行くメンタルの強さ、不倫しても相手の家庭は壊さないという共通点があったからです。

 フィクションの世界には「ヨソさまの家庭を壊したいオンナ、人のパートナーが欲しくなるオンナ」が存在しますが、斉藤さんは相手を奪うわけでもなく、謝罪会見までさせられて恥をかいたわけですから、そういうタイプとは言えないでしょう。トップアイドルの斉藤さんですから、いくらでも恋人は選べるでしょうに、なぜわざわざ既婚者を選ぶのか。ソンかトクかで言うと、確実にソンな恋愛を自分からしているわけで、だからこそ、それほど反感を買わなかったと思うのです。

 けれど、今の斉藤さんは違います。理由はわかりませんが、クリニックの前で泣き叫んでいたというのはちょっとメンタルがヤバい感じがしますし、相手の家庭は壊れてしまった。2023年11月9日号の『週刊文春』によると、相手の男性は財産のほとんどを妻に譲り、お子さんとも会えない状態だそうです。一方の斉藤さんも、実は2024年の春に夫と離婚していたそうで、二人とも独身になったわけですから、もう不倫と指を指される筋合いはないわけですが、民意というものはそう単純ではないと思うのです。

 斉藤さんの過去の不倫と比べると、今回は斉藤さんのウソが目立ちます。不倫を否定した時もそうですし、クリニック突撃事件の際も「ウソの記事をたくさん書かれて、私はびっくりしています。関係が続いていたと思われるのは不本意」とコメントしていますが、2024年10月1日・8日合併号『女性自身』は、斉藤さんが相手の男性の自宅を訪れる様子を報じています。

 どうも今回のお相手には大分執着しているようですし、ウソをついておきながら、週刊誌をなじるような言い方も感じが悪い。斉藤さん名物のからっとした不倫から、ウソと欲にまみれた不倫になりさがっているような気がするのです。