日高容疑者は、なかなかのイケメンだ。関東の医療系大学を卒業し、診療放射線技師の国家資格を取得。診療放射線技師らの活躍を描いた2019年のフジテレビ系ドラマ『ラジエーションハウス』で仕事ぶりが注目されるようになる前から、この道を志してきた。
逮捕は“間違い”であってくれ
「非常に人当たりがよく、礼儀正しい学生でした。夏休みなどに帰省すると“帰ってきたんで”と、お土産を持って来て、みやげ話を聞かせてくれました。勉強熱心で後輩の面倒見もよかったのを覚えています。
逮捕は信じられません。間違いであってくれと思いました。容疑が事実ならば、責められるのは致し方ありませんが、学生時代はいい子でした」(大学時代の指導教員)
自宅は市内の賃貸マンションで、病院から徒歩10分弱。男性住人はこう話す。
「住人同士の交流がないので、どんな人かわかりません。顔にも見覚えがないです。このマンションはファミリー向けの間取りが多いんです。そういう容疑で逮捕された人とすれ違っていたかもしれないと思うと、あまりいい気持ちはしませんね」
容疑者は大学時代、バスケットボールのサークルに所属。4年間、一度も大会に出場できなかったというが、それでも楽しかったとSNSで学生生活を振り返っている。
卒業にあたっては、
《これからはみんな別々の道だけど大学生活の思い出を糧に頑張っていこう!そしてまたみんなで集まって楽しいことをしよう!》
とSNSに投稿していたが、糧にするどころか、犯行は裏切りといえるだろう。
患者は、医師や放射線技師らをプロとして信頼しているからこそ、指示に従って無防備な姿になる。その姿を自らの欲望のため「記録に残したい」とはどういう了見か。信用失墜の責任は重い。