ところが、お受験事情やマナーに詳しい教育ライターに話を聞くと、少々見方も変わってくる。
「そもそもの話、新山さんと穴井さんが手にしているのは『バーキン』ではなく『ケリー』ですね。ハンドルが2本のバーキンはフラップ(蓋)をオープンにできますが、1本のケリーは閉じて使うのが基本仕様。カジュアル向きな前者に対して、ケリーはフォーマルの場での活用が◯。なので入学、卒業式でも浮くことはなく、と言いますか、私大付属系では周囲のママも多くがケリーを手に下げている印象ですね」
高級バッグよりも「気になった」マナー
新山は長女の高校名を伏せているが、穴井はというと青山学院大学の附属高校。なるほど芸能人や著名人、政財界人の子どもが多く通う学校だけに、高級バッグは“ステータス”ではなく、もはや“ドレスコード”なのかもしれない。
「それと新山さんのケリーですが、よく見ると皮のよれ、角の折れ具合から年季が入っているのかなと。おそらく若い頃に購入したものを大切に使っているのではないでしょうか。そう思うと、卒業式でお嬢さんに恥をかかせないよう、精一杯オシャレしたのかなと思えますよね。
それよりも私は、お二人とも全身ブラックの装いが気になりました。お嬢さんの“引き立て役”を意識してのことと思いますが、お葬式ではなく“晴れの舞台”なのですから、靴やインナー、それこそバッグでもホワイトやシルバーなどの明るい色を入れてみても良かったのかも」(前出・ライター)
新山も穴井も、これまで長女のために頑張ってきたのは間違いない。