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ー 《在籍中に言ったらアカンやろ》

 

 横浜DeNAベイスターズ所属のトレバー・バウアーが、3月9日にXへ投稿した内容が波紋を呼んでいる。

 バウアーは、スポーツジャーナリストのダン・クラーク氏が、自身のXに投稿した《ギル、負傷 コール、負傷、スタントン、負傷…》MLBのニューヨーク・ヤンキースに所属する負傷者をリストアップした投稿に反応。

 以下の内容を英語で返信した。

《サイ・ヤング賞の先発投手が$0で必要ですか?》

 現在、ヤンキースはエースのゲリット・コールが、右肘の異変を訴えてMRI検査を受けることになり戦線離脱。さらに昨季15勝をマークして、新人王に輝いたルイス・ギル投手も筋膜損傷で開幕絶望。先発投手のコマ不足に陥っている。

 そのバウアーの反応に、米メディア『ザ・カンザス・シティー・スター』が、《不名誉な元MLB投手がヤンキースに皮肉な仕事の売り込みをかける》と取り上げる事態になった。

《在籍中に言ったらアカンやろ》

 Xでも日本のプロ野球ファンが反応。

《こんなん言う助っ人がうちにおらんくてホンマによかった》
《おま、そういうのは在籍中に言ったらアカンやろ》
《きもいなー 横浜のせいでNPBが舐められてるわ》
《こんなの持ち上げてるからジャップは舐められるんだよ》

 など、怒りを露にしたコメントが投稿された。バウアーのポストについて、スポーツ紙プロ野球担当記者は次のように語っている。

「バウアーが、メジャーリーグ復帰を目指しているのは公然の事実です。ドジャース時代の2021年に性的暴行などの疑いで、複数の女性から訴えられました。不起訴処分になったものの、MLBから事実上の追放状態です。それでも復帰を目指して、今でも自身のXでメジャーで活躍できるとアピールしています。メジャーリーグで、その年に一番活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞を獲得したこともあり、実力は折り紙付きです」

 バウアーが、SNSで騒ぎを起こしたのは今回だけではない。

2024年に日本での交通事故を巡り、実刑判決を受けた知人男性が仮釈放されたことを受け、男性のSNSに《おかえり》とコメントして日本人から批判が殺到し、炎上したことがあります。その後、自身のYouTubeのコメント欄で謝罪をして騒ぎは収まりましたが、当時のことを覚えているファンが、まだたくさんいるのでしょう。

 2023年シーズン以来の横浜復帰で喜ぶファンも多いのですが、バウアーの年俸は9億円と伝えられています。にもかかわらず、MLBなら“タダ”で戻ると言ってしまった。好感度が下がるのは当然でしょうし、球場でブーイングを浴びる可能性も十分考えられますね」(前出のスポーツ紙プロ野球担当記者)

 本業の野球では、3月9日に京セラドームで行われたオリックス・バファローズとのオープン戦に登板。2回にボークを取られて審判団に抗議し、一時試合が中断する場面があった。

 こうした不遜な態度を取るシーンが重なれば、ますますファンからの人気が下がる恐れがある。登板するたびにブーイングを受ける状況は、避けてほしい。