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ー 2連覇中の監督を突然解任
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ー 堀之内聖SDを名指しで批判するファンも

 3月26日、女子サッカーのプロリーグであるWEリーグ所属の三菱重工浦和レッズレディースが監督との契約を25日付で解除したと発表、SNS上で物議を醸している。

2連覇中の監督を突然解任

 浦和レッドダイヤモンズの下部組織で、2021年から始まった女子による最高峰プロサッカーリーグ「WEリーグ」を、現在2連覇している三菱重工浦和レッズレディース。監督はリーグ開幕時から楠瀬直木氏が務めているが、26日、突然、下記の内容がオフィシャルHPに掲載された。

「このたび、2021年より三菱重工浦和レッズレディースの指揮を執っておりました楠瀬直木監督との契約を3月25日付けで解除いたしましたので、お知らせいたします」

 リーグ1年目は準優勝、2年目と3年目は優勝と、しっかり結果を残している監督だが、なぜ解任されたのか。

「たしかに国内リーグは2連覇していますが、解任が発表される2日前に女子のアジアチャンピオンズリーグで、中国の武漢江大というチームと準々決勝で戦い、PK戦の末に敗れたのです。その責任をとって辞めるのだと思います」(スポーツライター、以下同)

 解任が突然のことだったのは、HPに掲載された楠瀬氏の以下のコメントからも見てとれる。

「シーズン途中ではありますが、契約解除の命を受けチームから退く事となりました」

 監督の後任は男子J1の浦和などで監督を務め、現在、レディースの強化担当を務める堀孝史氏が就くというが、楠瀬氏の突然の交代劇にSNSでは以下のような声が多くあがっている。

《なぜここで監督交代という選択になるのか分からん》
《大一番のゲームを前になんでいま?》

 今度の週末に、三菱重工浦和は兵庫県神戸市をホームタウンとするINAC神戸と対戦する予定だ。

「INAC神戸はリーグ1年目に優勝して、その後の浦和が優勝した2年間は準優勝しています。つまり、リーグ創設からこの2チームが優勝争いを繰り広げているので、今度の日曜日は大一番。お互いに優勝をかけた大事なゲームになります」

 しかも、今シーズンのWEリーグは佳境を迎え、残りは7試合ほど。なぜいまこのタイミングでの解任なのか疑問だ。

 また、SNS上のコメントの中にはこういった意見も。

《フロントが迷走してるな》
《男子と同じじゃん やってらんないわ》
《ドタバタの監督人事、このクラブの病巣の根深さを物語ってる》

 じつは男子J1の浦和レッズも監督の交代で物議を醸したのだ。