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ー 《斉藤被告だろ》

 

 3月26日、お笑いトリオ、ジャングルポケットの元メンバー・斉藤慎二被告が東京地検に在宅起訴されたと報じられた。

 事件の経緯をスポーツ紙記者がふりかえる。

「斉藤さんは、2024年9月に体調不良のために当面の間、芸能活動を休止すると発表。重病説も取り沙汰されましたが、同年10月に入り、7月にロケバスの車内で女性に性的行為を強要していたとして不同意性交と不同意わいせつの容疑で警視庁から書類送検されたと明らかになります。10月7日には所属する吉本興業が『重大な契約違反の疑い』を理由に本人とも協議の上でマネジメント契約解除を発表。その後の動向に注目が集まっていましたが、在宅起訴に至りました」

《斉藤被告だろ》

 斉藤被告の在宅起訴を報じる複数メディアの記事では「元メンバー」の呼称が見られる。これに対しネット上ではツッコミの声が相次いでいる。

《斉藤メンバーってなんだよ斉藤容疑者、斉藤被告だろ》
《あれだけ政治で忖度忖度と騒いでいたマスコミが、大手事務所所属タレントが起訴されてるのに「被告」呼びではなく「メンバー」呼び。呆れちゃうわ》
《いつも思うけどこの【メンバー呼び】、なんかしっくり来ないのわたしだけ?》

 このほか《山口メンバーをセットで思い出してしまうのよ斉藤慎二元メンバー》《ジャニーズ以外でメンバー呼び初めて見たかも》といった声も。

 2018年4月に未成年女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検された当時TOKIOに所属していた山口達也に対する“山口メンバー”を思い起こしたネットユーザーも多いようだ。

 こうしたツッコミが向けられる理由を前出のスポーツ紙記者が解説する。

「斉藤さんは吉本興業を契約解除になっているので、現在は一般人の立場。とはいえ、いぜんとして知名度がある人物なのは確かなのであいまいな呼称である“メンバー”が用いられたのでしょう。斉藤さんのような事件の場合、被害者と示談に至った報じられるケースもあるのですが、今回は被害者の処罰感情も強いと伝えられています」

 推定無罪の原則があるにせよ、刑事事件で起訴がなされた場合の有罪率は99%以上。斉藤被告には何かしらの有罪判決がくだされる可能性は高い。そうした場合、ジャングルポケットの復活はもちろん、芸能界への復帰も絶望的だろう。