目次
Page 1
ー 高2時に福岡の新天町でスカウト
Page 2
ー この子、売れると思うんだよ
Page 3
ー 私を太らせるつもりだったでしょ
Page 4
ー 自作おつまみでの宅飲みが楽しみ

「マンガ読みながらノロノロ歩きよったら遅刻するで、ボケェ!」

 今田美桜が、そう荒々しく言い放つのはNHK朝ドラ『あんぱん』第10話のラストシーン。3月31日の放送開始から3週目に入り、ヒロインの今田が登場している。

 ドラマは、アンパンマンの生みの親・やなせたかしさんとその妻である暢さん夫婦がモデル。ふたりがさまざまな苦難を乗り越え、アンパンマンを生み出すまでの歩みを描く。

「妻役である朝田のぶを演じるのが今田さんです。今田さんは福岡県出身で“福岡一かわいい女の子”のキャッチコピーで売り出されました」(スポーツ紙記者)

 ドラマは、やなせさんの地元・高知で総合視聴率が40%を超えるなど、日本中から熱い視線が注がれている。

 そんな期待を背負う今田が、朝ドラヒロインの座をつかむまでの歩みとは─。

高2時に福岡の新天町でスカウト

「美桜さんがウチの店に初めて来たのは、彼女が17歳のときでした。店の広告を作るにあたって、当時所属していた芸能事務所から紹介してもらったんです。まだスカウトされたばかりだったと思います。最初は人見知りな部分もありましたが、打ち解けるとよく笑うんです」

 福岡市内にある美容院『blues』のオーナー・古賀友博さんは、そう振り返る。今田は、今もこの美容室でカットしてもらっているという。

 高校2年生のころ、福岡市内にある新天町でスカウトされて芸能界入りした今田。

彼女は、すごく謙虚なんです。あれだけ売れっ子になっても、まったく天狗になっていません。なにより礼儀正しい子で、ご両親の教育の賜物だと思います」(古賀さん、以下同)