「球宴前に投げることはない」

《焦らないでいいでしょ》

《わざわざリスクを背負わせる必要はないよね》

 といった肯定的な意見がある一方で、

《ドジャースが投げさせたくないだけ》

《なんか話題作りの道具にされてる気がするね》

 など、厳しい反応も少なくない。

日本時間4月3日にサヨナラホームランを放った際に大谷がデコルテポーズを披露(ドジャース公式Xより)
日本時間4月3日にサヨナラホームランを放った際に大谷がデコルテポーズを披露(ドジャース公式Xより)
【写真】ドジャース内でも流行!デコルテポーズを披露する大谷翔平

 さらに、米ヤフースポーツ系のYouTubeチャンネル『ベースボール・バー・B・キャスト』は、《7月の球宴前に投げることはないだろう》と報じている。さらに《MVP級の打者が、2度目のトミー・ジョン手術から回復しながら、同時に投手復帰を目指すのは前例がない》とも述べており、復帰は後半戦以降になるとの見方を示している。

「こうした見通しや指摘が出る背景には、大谷のコンディションをめぐるチーム側の慎重な判断があるとみられます。万が一、再びケガをすれば、投手としての復帰が遠のくだけでなく、MVP級の打者としての出場にも影響が出かねません。こうしたリスクを避けるため、ドジャースは意図的に調整を続けているのでしょう。現時点では、“投手・大谷”の復帰はまだ先になりそうです」(前出・スポーツ紙記者)

 打者として、4月8日には第4号2ランホームランを放ち存在感を見せた一方、4月14日の試合では5打数無安打。翌日には6試合ぶりとなる5号ソロホームランを放った。シーズンは始まったばかりで調子の見極めはまだまだ難しいタイミング。二刀流での復帰にも注目が集まるが、当面は打者・大谷翔平としての活躍を期待したい。