続けて、

《制作にあたっては依頼元からの明確なディレクションに沿って進めており、当初は社会的な背景を持つ登場人物をいきいきと、肯定的に描くという指示と方向性でラフを提出しておりました》

 と、経緯を説明した。

「Xで新刊がネガティブにバズってる」

 著者の神田氏はウェブメディア『まいどなニュース』で動物のイラストにした理由を聞かれ、

《私のクライアントもみんなピュアで可愛らしい方。出版社との編集会議の中で、『どの人もみんなピュアで』『愛らしい表現に』と話し合う中で、動物になった。人間ではなく、愛されるキャラクターにできないか、と相談する中でそうなった》

『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』著者・神田裕子氏がSNSでの投稿を疑問視する声も(Xより)
『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』著者・神田裕子氏がSNSでの投稿を疑問視する声も(Xより)
【写真】「ネガティブにバズってる」問題視されている著者のSNS投稿

 と答えている。しかし神田氏がSNSのストーリーズ(24時間で消える機能)で、

《Xで新刊がネガティブにバズってる。申し訳ないけど(Xでの批判は)読む気はない。いつもの通りよ。宣伝効果がすごいことに》

 と投稿したスクリーンショットが拡散されると、

《言葉選びというかただ単に性格が悪いだけな気がしてきた》

《いつもの通り? 悪質すぎる》

 と再び炎上する事態になっている。発売前から賛否になっているが、出版社からすると、SNSで炎上商法と捉えかねない投稿を続ける神田氏が「困った人」かもしれない。