「昨年、アメリカン・リーグのMVPに輝いたヤンキースのジャッジ選手が、アメリカ代表のキャプテンを務めることが発表されました。前回大会の出場を辞退していたジャッジ選手は初のWBCです。決勝で“最後の打者”になったトラウト選手も“やり残したことがたくさんある”と出場に意欲的。アメリカ以外でもドミニカ共和国やプエルトリコも超一流のメジャーリーガーが参戦を表明しているので、厳しい戦いになりそうです」
手ごわいライバルたちが立ちはだかるとなると、“MVP”大谷の力が必要。だが、不安要素もある。
シーズン中には「投手復帰」を示唆
「当初は5月くらいに投手としても復帰が見込まれていましたが、まだ時間はかかりそうです。ドジャースのロバーツ監督は“今シーズンは間違いなくポストシーズン含めて、投げてくれると予想している”と今シーズン中の投手復帰に前向きですが、“まだ数か月かかる”ともコメントしており、慎重な姿勢です。現状のペースで調整を進めると、7月くらいに復帰登板となりそうです」
今年中に投手としてマウンドに戻ることができても、シーズン前の開催となるWBCでの“二刀流”が実現するかはまだ見えない。
「大谷選手は2023年に日本でのWBC、2024年に韓国での開幕戦、2025年は日本での開幕戦を戦っています。来年のWBCも出場となれば、4年連続で通常のシーズンよりも早く、それもアジアで試合を行うことになり、かなりハードなスケジュールに。大谷選手は右肘に2度もメスを入れているだけに、来春のWBCでマウンドに上がるのは、かなり慎重になるでしょう」