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ー 上田の作家デビューにファン歓喜
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ー 専業作家の意見

 4月14日、元KAT-TUNの上田竜也(41)が、6月発売の小説『この声が届くまで』(KADOKAWA)で作家デビューすることが発表された。KAT-TUNは3月末日に解散。その2週間後の情報解禁とあって

《メンバー脱退やグループ解散という現実と向き合いながら書き上げたってエモすぎる》《本当に働き者》

 と話題になった。

上田の作家デビューにファン歓喜

 本作はバンド仲間との絆や成長を描いた構想10年の青春小説。

 上田自身が《この本には僕がずっと感じてきた仲間のあり方、実現していきたかった夢が込められています》と述べており、ハイフン(KAT-TUNファン)には発売が待ち遠しい1冊となっている。

《歌もダンスも演技もトークも運動もできて作詞作曲もしてキャラも作って小説まで書ける上田竜也》

珍しく前髪を下したショットを公開したKAT-TUNの上田竜也(本人のインスタグラムより)
珍しく前髪を下したショットを公開したKAT-TUNの上田竜也(本人のインスタグラムより)

 と上田を絶賛する声もあったが、STARTO ENTERTAINMENT所属タレントの小説家デビューはNEWS加藤シゲアキ、Kis-My-Ft2宮田俊哉に続いて3人目。現役アイドルや芸人らが次々と小説を生み出す昨今だが、文学界での需要は高まっているのだろうか。

「小説ではありませんが、同じくSTARTO社所属の村上信五さんも自身の人生論を記した『半分論』という著書を刊行しました。初の著書にして4万部、それも発売日に5千部の重版が決定するなど、昨今聞かないくらいの売れ行きです。内容や企画の良し悪しは別として、ある程度読者が想定されるタレントに執筆いただくのは、もはや書籍出版の主流」(文芸誌編集者、以下同)