―和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わってきます。その中で、岩田さん演じるコブラは、いつもの“キラースマイル” とは対照的な鋭い目つきの口数が少ないキャラですが。
岩田「現場で、役に引っ張られちゃうことがありますね。人を寄せつけないオーラを出しているつもりはないんですが、スタッフの方から“いつも怒ってる”って、冗談で言われることがあるので、そのときは気をつけようと思います」
町田「確かに、すごく集中されているんだろうなと思うときがある。そのときは、僕もオチのない話を自粛しようと思います(笑い)」
―ドラマでは、街を“守る”ための壮絶な戦いに挑むみなさん。実際に“守ってあげたい”と思う女性は、どんな人?
岩田「そうですね……。缶詰が開けられない(イージーオープン缶を開ける動作をしながら)人」
鈴木「ペットボトルが開けられなかったり」
岩田「そうそう。“しょうがねーな”って、やってあげたくなります(笑い)」
鈴木「高いところにあるモノを頑張って取ろうとしている女性。言いにくいのか、チラッとこっちを見ながら(鈴木の身長は185センチ)、なんとかしようとしている姿を見ると手伝ってあげたくなります」
町田「足をくじきやすかったり、コケやすい方は、大丈夫かなって思います」
岩田「それは、確かに心配(笑い)」
町田「ヒールが高い女性って、歩きにくそうだったりすることあるじゃないですか。だからです。コケた女性を助けた経験ですか? 母親とおばあちゃんくらいです(笑い)」
―コケるどころではない、臨場感あふれる迫力のアクションが今作の見どころのひとつですね。
岩田「それぞれファイトスタイルも違うし、決め技もあります」
鈴木「僕が演じるヤマトは、蹴りが中心で、一撃必殺タイプ。重い攻撃が得意」
岩田「コブラは、スピードで翻弄して、プロレス技で倒す。少しトリッキーなアクションです」
町田「ふたりは強いんですけど、ノボルはそうじゃないので……」
岩田「不思議と、1話ではめちゃくちゃ強かったよね(笑い)」
町田「なんで、あんなに強いんだろう? って思いました(笑い)。たまたま頑張っているところを、使っていただけたんですけど」
岩田「絶対にほかにない迫力があるアクションシーンは、ぜひ見てほしいです。そして、山王連合会は“絆”をテーマにしたチームなので、友情ドラマにも注目してもらえたらと思います」
撮影/廣瀬靖士