宅配便は、送るサイズや重さによって価格が変わるけど、もちろんどこの業者に頼むかによっても価格が変わってくる。一体、どうすれば……。今回は宅配便・郵便・引っ越し料金の比較サイト『送料の虎』の運営者でもある、送料のスペシャリスト(株)オクルコム、代表・平松匠太郎さんに話を聞いた。

◆同じ重さで大きさが違う

 重さは同じ5kg、しかし大きさがそれぞれ60サイズ、120サイズという2つの品物を、東京から大阪へ送るとする。すると60サイズの場合では、「ゆうパック」が810円、「はこBOON」が906円、「宅急便」が1080円となる。

 しかし、これが120サイズだと、「はこBOON」が906円で「ゆうパック」が1440円と逆転し、500円以上の差が生まれる。

◆5kgのお米を沖縄から東京に送る

 5kgの米袋が入る箱は、一般的に80サイズ。そこで80サイズ・5kgの品物を沖縄から東京に送ると、いちばん安いのは「はこBOON」の1317円。次は「ゆうパック」の1440円。ネットが得意なら前者、不得意なら後者がオススメ。

◆ゴルフバッグを送る

 120サイズ・10kgで東京~埼玉(片道)なら、日本郵便「ゴルフゆうパック」が1340円、ヤマト運輸「ゴルフ宅急便」が1404円、佐川急便「飛脚ゴルフ便」が1566円。

 しかし「ゴルフゆうパック」は120サイズ超の料金は別料金となるが、「ゴルフ宅急便」は120~160サイズは120サイズの運賃を適用。「飛脚ゴルフ便」は140サイズ超(重量30kgまで)は140サイズの運賃を適用。サイズが大きなものなら、ヤマト運輸と佐川急便を検討したい。また、日本郵便とヤマト運輸は往復割引があり。

◆空港へスーツケースを送る

 重さ20kg・縦67㎝×横50㎝×厚さ30㎝のスーツケースを東京から成田空港に送る場合(片道)、日本郵便「空港ゆうパック」は2030円、ヤマト運輸「空港宅急便」は2052円。

 いずれも指定日時までに送れば、前日までに空港の専用カウンターに届く。ともに往復割引あり。なお、主要空港ならば基本的にどちらも取り扱いがあるが、地方空港の場合は事前の確認を。


取材・文/中尾巴