罪悪感なく、恋を別腹で味わう“おやつ型不倫”にハマる妻たちは、どんな日常を過ごしているのか。
今、不倫をする妻たちは、専業主婦に限らない。大手IT企業に勤める幸子さん(仮名=39)が困った社内の不倫事情をこっそり教えてくれた。
「最近、“午前中不倫”が流行っています。女性が午前中に代休をとって先にホテルで待つ。相手の男性は早朝出勤して仕事を片づけ、“外回り”と称して彼女のもとへ。おかげで、午前中に休みを取ると不倫を疑われるようになってしまいました(笑い)」
中には1か月に1度と決めて大胆な泊まりがけデートを堪能する強者も。社内結婚をした美恵さん(仮名=40)の不倫相手は取引先企業の男性。
「“実家帰り”と嘘をついて、彼と1泊します。妹も不倫をしているからアリバイ作りに協力してくれるんです。どんなに古い友人でも信用できませんが、血のつながった妹は最強の味方ですね(笑い)」
恋をした女は周囲にわかりやすいサインを伝えてしまうことがある。親友の不倫を疑い、見事に的中させた絵里さん(仮名=37)は、その変貌ぶりに腰を抜かしたという。
「お辞儀をするときの腰の動きが何となく丸くなっていて、“いいことあった?”って聞いたんです。“やだ♪”と言葉を濁していたけど、絶対おかしいと確信しましたね」
数分後、手招きをする友人のそばに寄ると、「実は恋をしているの♪」とうれしそうに耳打ちされたという。見合い結婚だった夫への愚痴を聞かされたことは1度もない。新卒社員がそのまま年を重ねたような堅苦しさが残る友人。その口から、まさか「恋」という単語を聞く日がくるなんて……と絵里さんは苦笑する。
小学生の娘を2人もつ亜由美さん(仮名=40)はFacebook上に仲睦まじい家族写真をアップするが、彼女もまた『おやつ型不倫』にハマる昼顔妻だ。教師として働きながら夫婦二人三脚で家庭を支え、1か月に2回、架空の休日出勤を楽しむ。
「家庭は円満です。だけど、彼と会っているときだけ、私は嫁でもなく、母でもなく、親にとっての娘でもなく、先生でもなく、○○ちゃんママでもなく、何の役割もない、ただのオンナなんです!」