10月8日から11日までの4日間、東京・中目黒にあるキンケロ・シアターで『劇団キンキン塾 愛川欽也追悼公演』が催された。
《夢だった劇場「キンケロ・シアター」を造り、「キンキン塾」の生徒の芝居を、いとおしそうに、嬉しそうにみていた。幸せだったと思う》
同公演のチラシには、監修を務めたうつみ宮土理が《愛川欽也のこと》と題して、故人と同劇場に思いを馳せていた。
「愛川企画主宰というわけではなく、キンキン塾創立メンバーら劇団員が中心になって立ち上げた公演です。お手伝いできればと、うつみもコメントを寄せました。今回、何とか公演までこぎつけたという状況で、今後のキンキン塾については何も決まっていません」(愛川企画室)
初日の8日、本来なら妻として舞台上で挨拶をとも思われるが、うつみが劇場を訪れることはなかった。《監修》とはあるが、公演にはノータッチなのだろう。
「うつみさんはうつみさんでキンケロの舞台を踏んでいますが、基本的にはキンキン塾公演とは別。愛川さんが作・演出を手がけた同塾は“私物”劇団のようなもの。うつみさんが入る余地はなかったと思います」(舞台関係者)
そんな追悼公演に長年、キンキン塾の看板女優を務めたNさんの姿もなかった。生前の愛川さんと舞台や映画で長年にわたり恋人、妻役などを演じ、'07年には不倫が報じられた女性だ。当時は愛川さんが72歳、Nさんは28歳と44歳の年の差があった。
不倫が報じられた後も、ふたりの“付き合い”、看板女優の立場は変わらなかったという。が、今年4月に愛川さんが他界すると事態は一変。
「うつみさんが許さなかったのか、Nさんは葬儀にも立ち会うこともできず、追われるようにキンキン塾から姿を消したと」(前出・舞台関係者)