放送中のドラマ『結婚式の前日に』(TBS系)に出演。また公開中の映画『ギャラクシー街道』では両性具有の宇宙人役を演じ、男性ながら出産シーンに挑戦するなど話題を集めている遠藤憲一。
今年の春ドラマでは『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)、『ヤメゴク』(TBS系)、『ちゃんぽん食べたか』(NHK)の3作品をかけ持ち出演するなど、今やテレビドラマには欠かせない存在だ。
他にも吉田鋼太郎など、ベテラン俳優がドラマをかけ持ち出演することは珍しくなくなったが、それにはドラマ業界のこんな事情があるようだ。
「『半沢直樹』のヒット以降、脇に演技派のベテラン俳優を出演させ、作品に深みを持たせたいというスタッフが増えました。また一時“『半沢』や『ドクターX』などヒット作品に出たあの俳優を押さえろ!”が合言葉になり、それがまだ続いている状況です」(テレビ局関係者)
また遠藤が作品をかけ持ちすることが多いのは、マネージャーを務める妻の意向も大きいという。
「遠藤さんはビデオシネマや単館系のマイナー作品を中心に活動していた時期が長いため、仕事があるありがたさを身を持って知っている。それは下積み時代から支えてきた奥さんも同じ。そのため、スケジュール的に問題がなければ基本的にどんな仕事も引き受けるスタンスみたいですね」(制作スタッフ)
遠藤はもちろん、妻のキャラクターもオファーが殺到する理由と関係者は語る。
「遠藤さんは一見強面ですが、本人は本当に気さくで人当りがいい。またマネージャーを務める奥さまもキャラクターが立っているので、スタッフの間でも人気が高いですね。遠藤さんのスケジュールを埋めることが嬉しいようで“この日とこの日はまだ空いているので、何かあればお仕事ください”って売り込んでくるんです。そんな奥さんの売り込みでお仕事を頼んじゃうというスタッフも少なくないですよ」(前出の制作スタッフ)