「7月3日に釣具店で浮きを万引きした疑いで逮捕された山口市の市議会議員から、覚せい剤の陽性反応が検出されました。4日には再逮捕されています」(地元紙記者)
万引きに覚せい剤。市議の仮面をかぶりながら、悪事を重ねていたのは山口市の市議会議員の澤田正之容疑者(60)。
万引きで逮捕されても、
「盗んだかもしれない」
と、あやふやな供述をしていたという。警察が逮捕の直後に尿検査を行ったところ、覚せい剤の使用を示す陽性反応が。その後の捜査で、自宅や後援会事務所から薬物に使ったであろう注射器などが見つかった。これでは言い逃れできまいと思われたが、本人は、「覚せい剤を使った覚えはまったくない」と否認。さすが政治家、嘘をつくのはお手の物!
澤田容疑者は1995年に小郡町議会議員として初当選。2005年、小郡町が山口市に合併後も、山口市議として当選し続け、現在3期目。
「あだ名は“ごりちゃん”。身長は170センチだが、見た目がゴツく、大柄な体格からそう呼ばれていた」(前出・地元紙記者)
事務局によれば、
「議員報酬は毎月44万9000円。政務活動費は月3万円です」
毎月それだけの額をもらっていながら、なぜ─?
「現場は大型店で、監視カメラも多く警備会社のステッカーも貼られていた。万引き常習犯なら避けるだろう店です。覚せい剤で、もうろうとしていたのではないか」(同前)
盗んだ釣り具は直径約3センチの浮き。値段は2029円。還暦を迎えた男の哀れな末路である。