1964年に始まった東海テレビ制作の昼の帯ドラマが、『嵐の涙』の放送を最後に3月いっぱいで、その歴史に幕を下ろす。
そこで、『週刊女性』で200人緊急アンケートを実施。その結果、記憶に残る昼ドラのダントツ1位となったのは53票を獲得した『牡丹と薔薇』。姉妹の愛憎劇は、過激な描写やセリフが話題を集め“ボタバラ旋風”と言われた。
「ありえないストーリー、セリフの面白さ。あるわけないと思いながらも次の回がとても気になりました」(女性30代)
「小沢真珠さんの狂気を帯びているような演技、どれも衝撃的な展開で目が離せなかった」(女性50代)
「ドロドロとネチネチしたストーリーがいい」(女性40代)
「ドロドロしていて、面白い」(女性20代)
2位は24票を獲得した『真珠夫人』。“ボタバラ”の2年前に放送され人気に。流行語大賞にも選ばれた。
「俳優がみなさん素敵だったことと、人間味のあるストーリーで夢中になり、録画しておいたドラマを家に帰って見るのが楽しみでした」(女性40代)
「女性の決心と愛情、昔の男性の横暴さに苛立ちながらも明日はどうなるかという期待感で、毎日続きが楽しみでワクワクでした。いちばん思い出に残る作品です」(女性40代)
3位は21票獲得した『愛の嵐』『華の嵐』『夏の嵐』の“嵐3部作”。“グランドロマン”と呼ばれた。
「中学生の夏休みに何気なく見てハマったドラマ。身分違いの純愛が思春期の私にめちゃめちゃ響いた。大人になってCS放送で最初から初めて見たときも、このドラマは最高でした」(女性40代)
4位以下は、シリーズ作品が並んだ。『天までとどけ』、『キッズ・ウォー』、『大好き! 五つ子』、『ぽっかぽか』は、家族をテーマにした作品。
「ドロドロ系じゃなく、ほのぼのしていて楽しめた」(女性40代)
「見ていて気持ちよかった。子どもでも安心して見られた」(女性30代)
「『キッズ・ウォー』の“ざけんなよ!”とか印象的です」(女性30代)
『温泉へ行こう』、『花嫁のれん』、『はるちゃん』は旅館を舞台にした人情ドラマ。
「毎回、旅館で起こるハプニング、嫁姑の戦いだけど、愛情があって、見ていて楽しい」(女性40代)
「真心を込めて どんなお客様でもおもてなしする、いじめられても 根性で乗り越える強さが印象的」(女性40代)
「はるちゃんの溌剌とした演技に、毎日の嫌な仕事の苦労を忘れさせてくれた」(男性40代)