「炒め野菜に発がん性物質のリスクあり」という最新研究が内閣府より発表された。実は、栄養たっぷりの野菜であっても、調理法次第で毒にもクスリにも変わってしまう。
「野菜に含まれる優秀な栄養素も、実は調理の段階でほとんどダメにしてしまっている場合があるんです」(管理栄養士の中沢るみ先生)
例えば、旬の野菜・たけのこの場合、下準備に注意ポイントがある。
「近年の研究で、たけのこに含まれる成長ホルモンに若返り効果があると実証され、世界的に注目を集めています。子どもにとっては身長を伸ばしたりするのに欠かせない成長ホルモンですが、大人がとると、内臓や肌の細胞をピチピチの新しいものに修復してくれるんですね」
海外セレブが注射を打ったり、ドリンクで飲んだりして体内に取り込もうとする美容の源、成長ホルモン。
その正体は下準備で洗い流してしまいがちな、たけのこの“白い粉”だった!?
「たけのこを2つに切ると、ヒダの中にたくさんの白い粉がありますよね。あれが、チロシンというアミノ酸の一種で、成長ホルモンのもと。生のたけのこはもちろん、水煮を食べるときも白い粉を流してしまわないように気をつけてください」
“うなぎや焼き肉よりもスタミナが出る”という調査発表があるほど、スタミナ食材として優秀な山芋。実は、女性らしさ、若々しさを保つパワーまで秘めている。
「山芋には成長ホルモンや、女性ホルモンのもとになる天然のホルモンが豊富に含まれています。この栄養素を生かすポイントは“生”で食べて、酵素も一緒に取り入れること。酵素は60度以上で加熱をすると、働かなくなります。
天然ホルモンをはじめとする栄養素は、酵素のパワーを借りてこそ体内に吸収されます。ビタミン剤や美容液を飲んでも効果が実感できない人は酵素不足が原因かもしれません」
食事のお供にサプリメントが欠かせないアメリカでも酵素パワーが話題を呼び、すべての食材を生で食べる生食レストランまでオープン。大ブームを巻き起こし、3か月の予約待ち状態だ。お店の一番人気は手軽に若返りが期待できるマグロの山かけだとか。