母親たちに衝撃を与えた北関東の連続母親自殺事件は、4月で発生から1年。ママ友が“ブラックママ友”へと変貌し、LINEなどによるいじめから2人が命を絶つという痛ましい結末に。
「ママ友いじめは、ママカースト化とともに年々エスカレートし、ますます深刻化しているようです」
そう語るのはマナー講師の諏内えみさん。“ママカースト”とは、夫の年収、住まいなどによってママの間に序列ができること。
その階級によってボスママ=ブラックママが出現し、いじめや嫌がらせなどを扇動。芸能界でも同級生ママ同士のトラブル報道が、いまだに尾を引いているよう。
「ただ、ママトラブルのきっかけは、被害者側にもあることも。ママ友が離れていったり、急に態度が変わったときは、自分にも原因があるのでは? と自己分析してみることも必要です」
何気ない会話の中に潜む嫌みや警告を翻訳。素直に受け取っている人は注意。実は正反対の意味かも!?
①学校行事やPTAの集まりなど、欠席したいと伝えたとき……
「忙しいものね、無理しないでいいのよ」
本音:みんな忙しいなか無理しているのに、自分だけ休みたいなんて常識知らずね。
②習い事など、みんなと足並みをそろえなかったら……
「みなさんそうしているのよ」
本音:みんなしているのに、まさか自分だけしないなんて言わないわよね!?
③子ども同士のトラブルで相手の子を泣かせてしまい……
「**ちゃんは元気がいいわね」
本音:これだから躾が行き届いてない家は困るのよ。ウチとは家庭環境が違うわ。
④こちらの持ち物や車などに目を留めてひと言……
「あらステキね! 羨ましいわ」
本音:悪いけど、ウチのほうが明らかにグレードが高いから。わかったら、ウチのもほめなさいよ。
⑤手土産で手作りのお菓子やフルーツを持参したら……
「手作りなんて器用ね」「きれいにむけるかしら?」
本音:不衛生だし、家庭的アピールもウザ~。皮をむく=手間がかかるものは迷惑。
イラスト/シライカズアキ