妊娠中こそ、夫は妻を支えるべきなのに…
夫婦の接触が制限されてしまう妊娠中くらい、浮気してもしょうがない、大目にみてやってもいいんじゃないかという男性の意見をよく耳にします。
でも、考えてほしいよね。女性が妊娠して子どもを産むというのは、命がけのことなの。男性は、妊娠中だからこそ、女性に下手に心配をかけるべきではないし、精神的に安定するよう支える必要があると思う。
これから命がけの出産をするという前に、不倫している夫の子どもを宿していると思うと、いくら子どもに罪はないと分かってはいても、やはり複雑な気持ちになるよね。
もちろん、それは母胎にとっても良いことではないし。
それに加えて、小倉優子さんのケースでは、旦那の不倫相手が自分の所属する事務所の後輩だったということ。これもショッキングだよね。
プライドも傷つくし、腹も立つはず。小倉さんはマジギレしたというけれど、それはある意味、やり直そうという気が僅かでもあるからだよね。本当は離婚したいけれど、妊娠しているから子どもを守らなきゃと思ってのことなのかもしれない。
もし私が彼女の立場なら、そして妊娠していないのならば、呆れてしまって、キレることもなくすぐに離婚の方向で話し合うね。
有名タレントの夫であるという認識が薄かったのでは
私もそうなんだけど、"ママタレ"さんってそもそも芸能界で派手な生活をしていると思われがちです。だから、旦那さんが一般人だとすると、特に相手方の家族や周囲のママ友に対して、普段から清楚でいなければと気を遣うところがあるんですね。
そして、旦那さんにも余計な心配をさせないために、ランダムな仕事のスケジュールのなかでも早く帰ったりして、少しでも疑惑を払拭しようと努力するわけです。
一方、タレントの妻を持つ一般人の旦那さんって、世間では妻を支えていると思われているところがある。さらに、今回のケースでは、小倉さんの夫はカリスマ美容師ですし、派手な業界に近いけど、顔が出ていないというポジションにいた。そう思うとある意味、浮気しやすい状況にあったんじゃないかな。
そういえば、小倉さんは先月『ノンストップ』に出演されて「旦那さんが毎日飲みに行って、朝帰りしていても黙認する」と笑いながら喋っていて、出演者の方々もその寛大さに感心していました。
しかし、結果的に旦那に不倫をさせる隙を与えてしまっていたわけですよね。私には二人の間に何があったのかはわからないけど、ちゃんとそういうところにも目を光らせていれば少しは違ったんじゃないのかなぁと思う。とても初歩的なことなんだけどね(笑い)。
《構成・文 / 岸沙織》