Q 先日は回答、ありがとうございました。 井内先生のお言葉、やわらかく心に響きました。本当にそのとおりですね。25歳にもなっているのに、幼稚園児のように…。恥ずかしい限りです。私も51歳。そろそろ還暦を目指して、今後の人生の設計図を作りたいのですが、いつまでも若々しくいるための秘訣はあるのでしょうか。
また、息子のことはなるべく心配しないようにしたいと思うのですが、どうしても心配でしょうがないときもあると思います。そこはグッと我慢するしかないのでしょうか。最後に井内先生、そんな私にお薦めの書籍がありましたら教えてください。
井内先生からの回答
そうですか! 還暦を目指して、今後の人生設計図を作りたいというお気持ちになられたのですね。とっても素敵なことだと思います。
仮に設計図どおりの結果にならなかったとしても、設計図があるのとないのでは、結果の出方が違います。
だって、家を建てるときも、設計図があればこれから自分が建てようとする家のイメージがつかめて、ここにはこの家具を置こうとか、この部屋の壁紙はこの色にしようとか、細かいところにまでしたいことが決まってくるけど、設計図がない家なんてどんなものなのか想像もつかないし、置きたい家具や壁紙のイメージさえもできませんもの。
だから、あなたもご自分が目指す60歳をイメージして、
① 感じていたいもの→充実感、達成感、幸福感など
② 誰と一緒にいるのか→夫、友人、新しく始めるビジネスパートナーなど
③ 自分はどんな姿をしているのか→筋肉がほどよくついてスレンダー、フェイスラインもいまをキープ、背筋はビシッと伸びている、肌や髪はみずみずしく艶があるなど
④ 自分はどんな生活をしているのか→自分のやりたかった仕事をしている、サロンをオープンした、年に3回夫と旅をしているなど
これを書き出して、設計図を作ってください。考えるだけでも、わくわくしてきて若返るのです。
ちなみにわたしは、いつもこの4つを自分でイメージしています。ただ、しょっちゅう上書きしていますけど(笑)。
自分にもしっかりとした軸ができれば、不思議なもので、子どもに対する不要な心配も減ってくるのです。自分が何かを目指して進んでいると、その途中で、いろんな障がいが出てくることもわかりますし、それを乗り越えるために考えることも、また乗り越えた後の達成感もすべて経験するから、子どもの寄り道や立ち止まりに対しても、自分と重ねて、心配するというより応援する気持ちになるものです。
そして、前を向いて、マイナスの感情に振り回されない親の背中に、子どもは安心感を覚えて、それが気持ちを支えるのです。
ですから、あなた自身が自分軸を持って、生き生きと希望を胸に前に進むことが何より大切なのです。そうすれば、心配を我慢するしかないのかと思う気持ちから、この経験が息子を大人にしてくれるんだという気持ちに変わっていくはずです。
そんなあなたにオススメの書籍は、手前味噌で恐縮ですが、わたしの拙著『嫉妬されるほどしあわせな人が持っている「自分軸」の作り方』(廣済堂出版)を自信を持ってオススメします。
わたしの経験と神さまからの教えをふんだんに散りばめて書き上げた本です。
大人の女性が輝いて美しく生きるための秘けつが書かれています。ぜひ、明日から連綿と続く未来を夢見ながら、今日という毎日を楽しく嬉しく生きてくださいね。
《プロフィール》井内由佳(いうち・ゆか)●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】