アラフィフ女性のリアルを表現するため
閉経、老眼、シミ、シワ……。アラフィフ女性のリアルな悩みを表現するため、鈴木は撮影で“自分のすべてをさらけ出す”と意気込んでいる。
「女優さんですから、(カメラに映るとき)好きな角度もあると思うのですが、冗談半分に“どこからでも撮りやがれ!”と。可愛らしいんですよ。この言葉で、現場の士気が一気に高まっています」
ノンママ3人のかけ合いに加え、注目ポイントとしては土井と本城司役を演じる高橋克典との恋の展開。
「大人の恋の物語になっています。保奈美さんがすべてをさらけ出しているように、克典さんもリアルなアラフィフ男を演じきっていますので、ご注目を」
土井の中間管理職としての葛藤。部下のワーママ(内山理名)との対立の行方はどうなるのか。
「単純にノンママVSワーママにはしていません。どちらの立場にも考えや葛藤があるからです。女性部長の土井に“女のくせに”“子無しにはわからない”など、心ない言葉を投げる男性たちにも、彼らなりの言い分がある。どの登場人物に共感するかは視聴者のみなさん次第です」
凛とした女性役が多かった鈴木が、ワーママや年下女子、男たちからのいじめにあう役というのは、激レア。ここも隠し見どころになっている。