恋愛氷河期とも言われる今、「彼女がいたことがない」「女性にどうやって声をかけたらいいのかわからない」という男性は多いのだそうです。こういった奥手男子がモテメンになるための成功マニュアル本、『確実にモテる世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)が話題になっています。
著者は婚活指南で人気を集めるライターの仁科友里さん。男性著者によるモテ本は、“いかにして自分をアピールするのか”“に焦点を当てられがちです。
しかし、“自分の話はいらない、顔や収入というスペックは関係ない”“そのかわり、女性に確実にメリットを与えること”を的確に実行すればモテる!というのが仁科流。
「世の女性は子どものころから少女マンガで恋愛を学んで大きくなるので、恋愛(結婚)=少女マンガという刷り込みが強い。ということは、少女マンガの男性登場人物の行動を理解し実践できれば、男性はモテるようになるということでもあります」(仁科さん)
わかりやすい例を挙げるなら、綾瀬はるか主演でドラマにもなった藤村真理作『きょうは会社休みます』(集英社)。少女マンガの王道の1つ、モテモテのイケメンが地味な私に恋をしたパターンです。
主人公の花笑は真面目が取り柄の恋愛経験のない33歳OL。地味ゆえに後輩の20代キラキラOLから軽んじられていますが、そんな花笑に偶然イケメン大学生が言い寄り、真剣交際することに。
同時期に花笑は偶然イケメン青年実業家と知り合い、彼からもアプローチを受けます。キラキラOLが実業家にアプローチを仕掛けても、「若いのはもう飽きた」とはねつけ、イケメン実業家は花笑に結婚を迫ります。
花笑はイケメン大学生とイケメン実業家の間で揺れ動くわけですが、仁科さんいわく、この作品に女性が好む3つの原理原則①自由、②平等(からの勝利)、③迫害が描かれているとのこと。