9月24日から1泊2日で、鳥取を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま。昨年12月以来、お出ましがなくなっていたものの、外でのご公務を再開されたことで多くの報道陣が集まった。一方、長女・眞子さまはこの秋からは、母校であるICU大学院の博士課程にも在籍し研究にも力を入れられている。

 公務に勉強に、充実した日々を過ごされているように見えるおふたりだが、

「いま、眞子・佳子両内親王殿下は、微妙なお立場にあると言えます。

 天皇陛下が『生前退位』をされると、おふたりは多くの役職や公務を担われる可能性がありますが、結婚後はそれらのお仕事をどうするのかということが、何も決まっていないからです」

 と危機感を募らせるのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

 8月8日に、陛下が生前退位の意向を強くにじませる「おことば」を発表されてから2か月弱─。

 政府は今回の退位だけを認める特別法を制定する方針で、改めて注目された「女性・女系天皇」や「女性宮家」の問題は、先送りにするのではという見方が強まっている。

「基本的に現在の両陛下の公務は、皇太子同妃両殿下が引き継ぎ、両殿下の公務は秋篠宮同妃両殿下が引き継がれることになるでしょう。

 では、秋篠宮同妃両殿下の公務はどうなるかといえば、当面は眞子・佳子両内親王殿下が担われるしかないのではないでしょうか」(山下さん)